実行可能Jarをアプリケーションファイルとして配布したい時にJarファイルだと
アイコンも無く素っ気ないしlibなどの複数ファイルもひとまとめにしたい。

今回はMacにあるJar Bundlerを用いてAppを作成する。
 
ツールの場所は/usr/share/java/Tools/Jar Bundler.appであるがSpotlightで
「Jar Bundler」を検索した方が早いでしょう。

参考にLWJGLのデモで説明します。

「Jar バンドラー」と表示されますのでクリックして起動してください。

 JarBundler01

1.「Build Infomation」タブで実行可能Jarの設定

  Mainクラスのある実行可能JarファイルをChooseをクリックして選択します。
  自動でMain Classの欄に表示されます。

  JDK6形式でJarファイルを作っておいて下さい。JDK7には未対応。
  NetBeansではプロジェクトを右クリックして
  「プロパティ」→「ソース/バイナリ形式」「JDK 6」を選択します。
  ビルド後にdistフォルダの中に実行可能Jarはあります。

2.メニューバーにバンドル名を表示したい時

  「Use Macintosh Menu Bar」にチェックを入れる。
  アプリの実行にはなんら影響は無い。

3.アイコンの設定

  Choose Iconよりicnsファイルを選択します。
  icnsファイルの作り方はこちらを参照して下さい。

4. 「Classpath and Files」タブでその他ファイルの設定

   ライブラリを使用している場合1.で設定したファイルだけでは動きません。
  「Additional Files and Resources」のAddよりdistのlibの中にある
  ライブラリファイルとlwjglのnativeファイルを設定します。

JarBundler02

 
5.「Properties」タブよりその他の設定

  Region→Japan
  Bundle Name→アプリケーションネーム(英数文字)
  取り敢えずの設定はこれだけでもよいでしょう。

  「Create Application」でappファイルが出来ますので適当な場所に
  ファイル名を設定して保存して下さい。

  ※Bundle Nameを日本語にしたい場合は後からapp内のinfo.plistを
   Property List EditorやXcodeで編集して下さい。

JarBundler03

これで完成です。



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